簡易査定と訪問査定の違い
簡易査定と訪問査定の違い
不動産査定には「簡易査定」と「訪問査定」の2種類があります。
どちらでも好きな方を指定して査定依頼することができますので、
今回はそれぞれどのような査定内容になるのかを紹介しておきます。
簡易査定とは
簡易査定とは、実際に査定する物件をみることなく、
所在地、築年数、間取りなどデータ上の情報を頼りに査定額を算出する方法です。
すべての計算を机の上で終了できることから、「机上査定」とも呼ばれることがあります。
簡易査定の特徴は、スピード性にあります。
依頼して査定結果が出るまで早い会社だと2~3時間ほどしか掛かりません。
このように実際の物件を見ることなく、おおまかな査定額を算出できること、
算出までの時間が掛からないことなどから、インターネットの一括査定などに多く取り入れられています。
インターネットで必用な情報だけを入力しておけば、複数の会社が簡易査定をしてくれ、その結果をメールや電話で知らせてくれますので、忙しく時間が取りづらい人でも気軽に利用することができる査定システムです。
訪問査定とは
訪問査定とは、その名のとおり実際に査定を依頼した会社の調査員が現地を訪れ、物件の状況や周辺環境などを調査した上で査定額を算出する方法です。
築年数だけではわからない建物の劣化状態、リフォームしている箇所、物件からの眺望など細かく調査して査定額を出してくれますので、簡易査定よりも正確な市場価格の相場を知ることができます。
また査定依頼した不動産会社の社員さんが訪問してくれますので、社員さんと話をすることで信頼できる不動産会社なのかを逆にあなたが査定することもできます。
簡易査定と訪問査定を使い分ける
すべての不動産会社に訪問査定を依頼したのでは、毎回訪問査定のたびに対応しなければならないので大変です。
そこでオススメの査定方法が、まず地元不動産会社1社か2社に査定依頼をする。これは簡易査定でも訪問査定でも構いません。
そしてネットで一括査定見積もりを依頼する。
これは簡易査定を指定してください。
そうすることで5社程度から簡易査定の回答があるはずです。
その一括査定の回答をしてくれた不動産会社の中から気になる会社を2社程度選び訪問査定を依頼しましょう。
後は訪問査定を依頼した数社の中から売却依頼をする1社(専任媒介)~数社(一般媒介)を選べば、
不動産業者選びで後悔することは少なくなるはずです。
まとめ
将来的に不動産売却の考えがあるくらいなら簡易査定でも十分だと思いますし、
実際に売却を決めているのであれば、やはり最終的には訪問査定を依頼してから不動産業者選びをするのがベストだと思います。
ネットの一括査定見積もりでは、全国的に名が知れている一流企業も多く参加していますので、
知名度が高くブランド力(信頼度)がある企業に売却を依頼したい場合は一括査定がピッタリです。
もちろん日本全国に対応していますので、地元に大手不動産会社が無い地域であればさらに利用価値は高くなります。